「人事の仕事について学びたいけれど、どんな本を読めばいいかわからない」と悩んでいませんか?

人事の仕事は、採用だけでなく、人事評価・人材育成・組織開発・人事戦略など、幅広い知識が求められます。

人事になったばかりの方は「まず何から勉強すればいいの?」と迷ってしまいますよね。
すでに人事として働いている方も、担当している業務以外の知識を身につけたり、さらにスキルアップしたりするために、本から学ぶのもおすすめです。

この記事では、人事経験者の私が、実際に読んで「これは人事の仕事に役立つ」と感じた本を7冊紹介します。
この記事を読めば、自分が今学びたい分野に合った本がわかり、人事としての知識やスキルアップにつながる一冊を見つけられます。

「人事をゼロから学びたい」「今の仕事をもっと深く理解したい」など、目的に合わせて自分に合った一冊を見つけてみてください

こんな方におすすめの記事です
  • 人事の仕事に役立つ本を探している人
  • 人事としてさらにスキルアップしたい人
  • 人事になったばかりで、基礎から勉強したい人
  • 人事の仕事に必要な知識を幅広く学びたい人
  • 採用・人材の見極めについて学びたい人
  • 人事評価や人材育成、組織開発について勉強したい人
人事におすすめの本7冊を目的別に比較こんな人におすすめ
『図解 人材マネジメント入門』人事をゼロから学びたい
『「できる人事」と「ダメ人事」の習慣』人事としての仕事の進め方を学びたい
『人を選ぶ技術』面接・人材の見極めを学びたい
『採用に強い会社は何をしているか』採用全体を見直したい
『決定版 7日で作る人事考課』人事制度を作りたい
『サーベイ・フィードバック入門』組織開発を学びたい
『人事こそ最強の経営戦略』人事と経営のつながりを学びたい

1.図解 人材マネジメント入門

項目内容
書籍名図解 人材マネジメント入門
人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ 「理論と実践」100のツボシリーズ
著者坪谷 邦生
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版日2020年6月26日
価格2,860円
ページ数272ページ

この本で学べること

「人事の仕事って、採用だけじゃないんだ」

人事の仕事をしていると、採用、評価、研修、異動など、目の前の業務を覚えることで精一杯になりがちです。
私自身、人事として仕事をする中で、「他の人が担当している人事領域って、どんなことをしているんだろう?」と思うことがありました。

そんなときに役立つのが、『図解 人材マネジメント入門』です。

この本では、人事評価・報酬・等級・採用や異動、人材開発、組織開発など、幅広い人事領域を100の「ツボ」に分けて解説しています。図解も多く、バラバラになりがちな人事の知識を整理しながら学べるのが特徴です。

さらに、サイボウズ・アカツキ・リクルート・トヨタといった企業の事例も紹介されています。「理論では分かったけど、実際の企業ではどうやっているの?」という疑問も、具体例を通してイメージしやすくなっています。

Before
「採用・評価・育成など、人事の仕事をバラバラに覚える」
After
「それぞれの仕事がどうつながっているのか分かる」

人事の仕事を一つひとつ覚えるだけでなく、「人事という仕事そのもの」を理解するための一冊です。

「人事になったけれど、そもそも人事の仕事全体がよく分かっていない」
「これまで実務で覚えてきた人事の知識を、一度整理したい」

人事の仕事を学ぶ最初の一冊として読んでほしい本です。

こんな人におすすめ

  • 初めて人事・採用担当になった人
  • 人事の仕事全体を知りたい人
  • 採用・評価・報酬・人材開発など、幅広い人事領域を学びたい人
  • 実務で身につけた人事の知識を一度整理したい人
  • 図解で分かりやすく人事の基礎を学びたい人

2.「できる人事」と「ダメ人事」の習慣

項目内容
書籍名「できる人事」と「ダメ人事」の習慣
著者曽和 利光
出版社明日香出版社
出版日2014年6月16日
価格1,650円
ページ数240ページ

この本で学べること

「人事として、あのときの対応でよかったのかな?」

人事の仕事をしていると、採用や評価、育成など、日々さまざまな場面で判断を求められます。

「これがベストだ」と思って対応していても、あとから振り返ってみると、「もっと別のやり方があったのでは?」と思うこともあります。

そこで読んでみたいのが、『「できる人事」と「ダメ人事」の習慣』です。

本書では、採用・面接、育成・キャリア、退職対応、評価・報酬、組織改革など、人事のさまざまな場面について、「できる人事」と「ダメ人事」の違いを比較しながら紹介しています。

「自分ならどうするだろう?」と考えながら読むことで、これまでの自分の仕事を振り返りながら、人事としての考え方や行動を見直すことができます。
私自身も、読みながら「これまでの仕事で、自分はどう対応していたかな?」と振り返ることができました。

Before
「人事として、これまでの自分の対応はどうだったんだろう?」
After
「これまでの仕事を振り返り、これからの対応を考える」

人事としての知識を増やすだけでなく、自分の仕事を振り返るきっかけをくれる一冊です。

「人事としての仕事の進め方に自信がない」
「これまでの対応を一度振り返ってみたい」
「人事として、もっと成長したい」

そんな人には、自分の仕事を振り返りながら読んでほしい一冊です。

こんな人におすすめ

  • 人事の仕事の進め方・判断を学びたい人
  • 自分の人事としての対応や考え方を振り返りたい人
  • 採用・育成・評価など、さまざまな人事業務のヒントがほしい人
  • 人事としてさらに成長したい人

3.人を選ぶ技術

項目内容
書籍名経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術
著者小野 壮彦
出版社フォレスト出版
出版日2022年11月21日
価格1,980円
ページ数296ページ

この本で学べること

「面接では、応募者のどこを見ればいいんだろう?」

採用担当になったばかりの頃は、私もこの疑問を持っていました。

経歴や資格、面接での受け答えを見ても、「この人は本当に活躍してくれるのかな?」「入社してからミスマッチにならないかな?」と悩むことがあります。

そんな「人をどう見極めればいいのか分からない」という悩みにヒントをくれるのが、『人を選ぶ技術』です。

この本では、人を見るときに「経験やスキル」だけを見るのではなく、その人がどんな行動をする人なのか、どんな可能性を持っているのか、何を原動力にしているのかまで掘り下げて考える方法が紹介されています。

さらに、面接で相手の本質を知るための考え方や、知らないうちに陥ってしまう「認知バイアス」についても学べます。

Before
「なんとなく良さそう」で採用してしまう
After
「この人は入社後、どんな行動をする人なのか?」まで考えて見極める

採用で一番怖いのは、「面接では良さそうだったのに、入社してみたら全然違った」というミスマッチ。そんな失敗を少しでも減らしたいなら、採用担当になったタイミングで一度読んでおきたい一冊です。

こんな人におすすめ

  • 面接の見極めを学びたい人
  • 面接で応募者を見極めるのが難しい人
  • 採用のミスマッチを減らしたい人
  • 人を見る力を身につけたい人

4.採用に強い会社は何をしているか

項目内容
書籍名採用に強い会社は何をしているか
~52の事例から読み解く採用の原理原則
著者青田 努
出版社ダイヤモンド社
出版日2019年4月11日
価格1,870円
ページ数216ページ

この本で学べること

「採用活動を頑張っているのに、なかなか採用につながらない」

そんなとき、「求人の出し方が悪いのかな?」「面接のやり方を変えたほうがいいのかな?」と、採用活動の一部分だけを見直してしまうことがあります。

そんな採用担当者に読んでほしいのが、『採用に強い会社は何をしているか』です。

本書では、採用活動を「出合う」「見立てる」「結ばれる」という3つの段階に分け、採用に強い会社がどのようなことをしているのかを、他社の事例を交えながら分かりやすく解説しています。

採用を「応募を集める」「面接する」といった個別の業務として考えるのではなく、候補者と出会い、見極め、入社につなげるまでの一連の流れとして捉える視点を学べるのが、この本の特徴です。

Before
「求人・面接・内定など、それぞれの採用業務を考える」
After
「候補者との出会いから入社まで、採用全体を考える」

採用がうまくいかないときに、目の前の採用手法だけを変えるのではなく、「採用活動全体を見直してみよう」と気づかせてくれる一冊です。

「採用しているのになかなか人が集まらない」
「採用活動のどこを改善すればいいのか分からない」

採用に強い会社の考え方や取り組みを知ることで、自社の採用を見直すヒントが見つかるかもしれません

こんな人におすすめ

  • 採用戦略を見直したい人
  • 応募者を集めることに悩んでいる人
  • 採用活動のどこを改善すればいいか分からない人
  • 採用を「応募を集めること」だけで考えてしまっている人
  • 他社の採用事例を参考に、自社の採用を見直したい人

5.決定版 7日で作る人事考課

項目内容
書籍名決定版 7日で作る人事考課
著者平康 慶浩
出版社明日香出版社
出版日2025年2月14日
価格2,750円
ページ数384ページ

この本で学べること

「人事制度を作りたいけれど、何から始めればいいんだろう?」

人事制度は、給与や評価だけでなく、採用・退職のルール、福利厚生など、さまざまな仕組みから成り立っています。

そのため、いざ自社の人事制度を作ろうと思っても、どこから手をつければいいのか分からないということもあるのではないでしょうか。

そんな人に役立つのが、『決定版 7日で作る人事考課』です。

本書では、7日・7Stepという具体的な進め方で、人事制度を作るための考え方や手順を解説しています。

給与・評価に関する制度だけではなく、採用や退職のルール、福利厚生など、人事に関わる幅広い制度を体系的に考えられるのが特徴です。

Before
「人事制度を作りたいけれど、何から始めればいいか分からない」
After
「7つのステップに沿って、人事制度を作れる」

人事制度についての知識を得るだけではなく、実際に自社の制度を作るときに活用できる実務向きの一冊です。

「これから人事制度を作りたい」
「人事制度を一から学びたい」
「制度づくりをどのように進めればいいのか知りたい」

実際に制度を作っていくことをイメージしながら読んでほしい一冊です。

こんな人におすすめ

  • これから人事制度を作る人
  • 人事制度を一から学びたい人
  • 人事制度の作り方・進め方を知りたい人
  • 給与・評価だけでなく、人事制度全体について学びたい人
  • 実務で使える人事制度の知識を身につけたい人

6.サーベイ・フィードバック入門

項目内容
書籍名サーベイ・フィードバック入門
「データと対話」で職場を変える技術 【これからの組織開発の教科書】
著者中原 淳
出版社PHP研究所
出版日2020年2月26日
価格2,145円
ページ数256ページ

この本で学べること

「チームや組織を変えたいけれど、何から始めればいいんだろう?」

組織をより良くしていくためには、まず今のチームや組織がどのような状態なのかを知ることが大切です。

本書では、サーベイ(組織調査)を活用して、職場の現状や課題を見える化し、そこで得られたデータを現場にフィードバックする方法を解説しています。

特徴的なのが、「データと対話」を通じて組織を変えていくという考え方です。

サーベイを実施してデータを集めるだけではなく、その結果をどのように現場へ伝え、対話につなげていくのかまで学べます。

Before
「チームや組織を変えたいけれど、何が課題なのか分からない」
After
「サーベイで組織の状態を見える化し、データをもとに対話や改善につなげられる」

さらに、本書には具体的な実践プロセスも紹介されています。組織開発の考え方を学ぶだけでなく、実際の職場でどのように進めればいいのかをイメージしやすいのも魅力です。

図やイラストも多く使われているため、組織開発について初めて学ぶ人でも分かりやすく、読み進めやすい内容になっています。

読み終えたあとには、「自分の職場でも実際にやってみよう!」と思える一冊です。

こんな人におすすめ

  • チームや組織を変えていきたい人
  • 組織開発について一から学びたい人
  • サーベイを活用して職場の状態を把握したい人
  • サーベイの結果を現場の改善につなげたい人
  • データをもとに、メンバーとの対話を生み出したい人
  • 組織開発を実践的に学びたい人

7.人事こそ最強の経営戦略

項目内容
書籍名人事こそ最強の経営戦略
著者南 和気
出版社かんき出版
出版日2018年6月13日
価格2,200円
ページ数320ページ

この本で学べること

「人事って、具体的に会社の経営にどう関わるんだろう?」

人事の仕事は、採用や制度運用など、目の前の業務をこなすだけではありません。経営戦略と人事をどのようにつなげていくかという視点も、人事には求められます。

本書では、人事を経営戦略の一つとして捉える考え方について、さまざまなテーマから解説しています。

グローバル人事を軸にしながらも、扱われているのはグローバル企業だけに限った話ではありません。

ダイバーシティや多様性、女性管理職など、企業が直面するさまざまな人事課題もテーマとして取り上げられているため、グローバル企業で働く人だけでなく、幅広い人事担当者にとって参考になる内容です。

Before
「目の前の実務をこなすことが中心」
After
「人事を経営戦略の一部として捉え、会社の成長にどう貢献するかを考えられる」

特定の業務だけに焦点を当てた内容ではないため、初めて人事を担当する人から、さらに視野を広げたい経験者まで、幅広い人が学べるのも本書の魅力です。

人事としての知識を増やしたい人だけでなく、「人事の仕事を経営という視点から考えてみたい」人にもおすすめしたい一冊です。

こんな人におすすめ

  • 人事経験者として、さらに視野を広げたい人
  • 人事と経営戦略のつながりを学びたい人
  • グローバル人事について学びたい人
  • 現代の人事課題について考えたい人
  • 人事として会社の成長にどう貢献できるかを考えたい人

まとめ|人事におすすめの本7冊

人事経験者の私が、実際に読んで「これは人事の仕事に役立つ」と感じた本を7冊紹介しました。

こんな人におすすめおすすめの本
人事の仕事を基礎から幅広く学びたい『図解 人材マネジメント入門』
人事としての仕事の進め方を学びたい『「できる人事」と「ダメ人事」の習慣』
採用・面接で人を見極める力を身につけたい『人を選ぶ技術』
採用活動全体を見直したい『採用に強い会社は何をしているか』
人事制度の作り方を学びたい『決定版 7日で作る人事考課』
組織開発・サーベイについて学びたい『サーベイ・フィードバック入門』
人事と経営のつながりを学びたい『人事こそ最強の経営戦略』

「人事について勉強したいけれど、何から学べばいいか分からない」という人には、『図解 人材マネジメント入門』がおすすめです。

採用・評価・報酬・人材開発・組織開発など、人事の仕事を幅広く学べるため、初めて人事を担当する人の入門書として使いやすい一冊です。

すでに人事として働いていて「採用を深掘りしたい」「人事制度を作りたい」など、具体的な目的がある場合は、その分野に合った本を選ぶのがおすすめです。「今の自分に必要なのは何か?」を考えながら、気になる一冊から読んでみてください。