「売り手市場」と言われる近年ですが、「転職活動や就職活動をしているのに、なかなか内定がもらえない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

実際に私も採用に携わる中で、「この人はどの会社でも活躍できそう」「この人が何社も落ちているのは納得…」と、採用担当者として見極めるポイントがあります。

そこで今回は、 「どの会社でも求められる人材の特徴」 を採用担当の視点からぶっちゃけます!

内定を勝ち取るために、 企業が本当に求める人物像 をチェックしていきましょう!

おはぎ

この記事を読むメリット

・採用される人の共通点がわかり、選考対策に活かせる

・採用担当者の本音を知り、面接で好印象を与えるポイントがわかる

採用される人の共通点5選

「どんな人が採用されやすいのか?」これは就職・転職活動をする上で、多くの方が気になるポイントですよね。

企業が求めるスキルは、厚生労働省の「能力開発基本調査」(令和5年)によると、以下のようになっています。

≪50歳未満の採用で重視されるスキル≫※管理職を除く正社員

「チームワーク、協調性・周囲との協働力」(60.0%)

「職種に特有の実践的スキル」(40.4%)

つまり、 「チームワーク」と「職種に必要なスキル・経験」 をしっかりアピールできるかが、採用の大きなポイントになるのです!

では、上記の結果を基に具体的に「採用される人の共通点」とは何なのか?

企業の採用担当者目線で、 5つのポイントを解説します!

1.「チームで働ける」ことを伝えられる人

先ほどの結果からもわかるように、多くの企業が「協調性」や「チームワーク」を重視しています。

面接では、これまでの経験を基に「自分がどのようにチームに貢献したか?」を具体的に話せると好印象です。

〇 良い例(チームへの貢献をアピール)

「アルバイト先でスタッフ同士の連携がうまくいかず、業務が滞ることがありました。そこで、作業の流れを見直し、役割分担を明確にしたことで、スムーズな運営ができるようになりました。具体的には…(具体例を述べる)」

× 悪い例(自分のことだけを強調)

「アルバイトでは、接客を頑張りました。自分の仕事をしっかりこなしていました。」

「チームのためにどんな行動をしたか?」「自ら発信したアイデアなのか」「どんな苦労があったのか」が伝えられると評価されやすい!

2.「職種に必要なスキル・経験を持っている」

30代以上のキャリア採用では「即戦力」を重視する傾向があります。

もし未経験でも、「関連する経験がある」「学んでいる」ことを伝えましょう。

〇 良い例(学ぶ姿勢も評価ポイント!)

「IT業界に興味があり、独学でPythonを学び、簡単なWebアプリを作成し公開しています。現在はWebアプリの効果や評価を基により良いものに改善するべく取り組んでいます。」

× 悪い例(受け身な姿勢)

「IT業界に興味はありますが、まだ何も学んでいません。」

「即戦力として活躍できるか?」を見極めるために、深掘り質問をされる可能性が高いです。

そのため、自分の経験を具体的に伝え、今後どのように成長していくのかを明確に示すことが重要です。

3.「結論から話せる」人

面接でダラダラ話すと、何が言いたいのかわからなくなります。

「結論→理由→具体例」の順で話すと、わかりやすく伝わります。

〇 良い例(結論ファースト)

「私の強みは課題解決力です。ゼミの活動でトラブルが発生した際、〇〇の方法で解決しました。具体的には…(解決策やその効果の具体的に述べる)」

× 悪い例(話がまとまらない)

「ゼミの活動で大変なことがあって、そのときに色々工夫して解決したんですけど…」

「結論ファースト+具体例」で話すと、説得力がアップ!

4.「仕事の目的を考えられる」人

企業は「指示待ちではなく、自分で考えて動ける人」 を求めています。

「なぜその仕事をするのか?」を意識できる人が評価されます。

〇 良い例(目的意識を持って行動)

「商品の売上を上げるために、ディスプレイを工夫しました。その結果、売上が20%アップしました。(工夫とその効果を具体的に述べる)」

× 悪い例(言われたことだけをやる)

「店長に言われたので、商品の並びを変えました。」

「目的を意識し、自分の考えで行動したエピソード」を話せると◎

5.「自分の言葉で語れる」人

ネットで調べたようなテンプレ回答ではなく、 「自分の経験」 を交えて話せる人は魅力的に映ります。

〇 良い例(自分の体験を入れる)

「説明会で〇〇さんの話を聞き、『お客様との信頼関係を大切にする』という考え方に共感しました。(なぜ大切にしているか経験を述べる)」

× 悪い例(ありきたりな答え)

「説明会で社風に惹かれました。人を大切にする会社だと思ったので、入社したいです。」

ネットに掲載しているものを使っての回答も間違いではありませんが、深堀質問で回答が出来なくなってしまうことも。

そのため「自分の言葉で話す」ことを意識しましょう!

まとめ:企業が求める人材とは?

✔ チームで協力できる(チームワークを重視)

✔ 職種に必要なスキル・経験を持っている(または学ぶ意欲がある)

✔ 結論から話せる(伝え方が重要!)

✔ 仕事の目的を考えられる(指示待ちにならない)

✔ 自分の言葉で語れる(テンプレ回答はNG!)

これらを意識することで、 「企業が求める人材」に近づくことができます!