第28回キャリアコンサルタント試験を受験した感想をお伝えします。
今回は3月15日に受験した「面接」について詳しくご紹介します。
キャリアコンサルタントに興味がある方や、これから試験を受けようと考えている方に役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!
- キャリアコンサルタント試験の概要がわかる
- 実際の試験の雰囲気や難易度を知ることができる
- これから受験する際のポイントや対策を学べる
キャリアコンサルタントとは?
キャリアコンサルタントは、自身の理想のキャリアを目指して進めるようにサポートする専門職です。
仕事の選択や転職、キャリアアップを目指す人々に対して、適切なアドバイスやサポートを提供する役割を担います。
職業選択の悩みを抱える求職者や、職場でのキャリアパスに悩む方に対し、悩みに寄り添い助言します。
人生に大きな影響を与える、やりがいのある仕事です!
私がこの資格取得を目指した理由は、現在の仕事が深く関わっています。
求職者や入社後の若年者との面談の中で、どんな風に成長したいか、目指すべきイメージがない方が多く、「イキイキと働けるように何か出来ないか」「もっとうまく面談出来るようになりたい」と思ったことがきっかけです。
そして今年の抱負の一つでもあります!!
キャリアコンサルタントの資格取得には、国家資格である「キャリアコンサルタント試験」に合格する必要があります。
試験を開催している協議会は2つあり、キャリアコンサルタント協議会(キャリ協)と日本キャリア開発協会(JCDA)です。
試験は筆記と面接から成り、今回私はキャリ協の試験に挑戦してきました!
面接試験について
面接試験は3月8日から23日の期間で実施され、私は15日に受けて来ました!
試験のスケジュールは受験会場によって異なり、試験時間も受験者ごとに細かく設定されています。
私はお昼頃からの受験で終わったのは13時少し前でした。
受験の流れは以下の通りです。
①受付
受付を済ませ、控室で待機。
開場時間までは入室することができませんので、お気をつけください!
②注意事項の説明
机に置かれた面接の注意事項を係りの方が読み上げます。
③荷物を荷物置き場に置く
約16名が同じ時間に集合しますが、前半8名・後半8名という2編成で面接を行います。
受験番号が呼ばれた方は、指定の荷物置き場に荷物を置きます。
スマートウォッチやペンを持っている方は必ずここで外しましょう。
④試験会場へ移動
ロープレで相談役の方が会場の前まで案内してくれます。
入室までにロープレの流れと相談者の設定が書かれた紙を渡されるので確認する。
⑤入室
相談役がノックし、入室を促してくれます。
⑥15分間のロープレ
面接官が時間を測定し、15分間のロープレを実施します。
⑦5分間の口頭試問
相談役が退室し、試験管との5分間の口頭試問がスタートします。
終わったら荷物を引き取って終了となります。
実際に受験してみて
正直なところ、慣れない環境でいつも通りのロープレはできませんでした…!
反省点は以下の3つです。
- クライアントとの関係構築が不十分だった
- 傾聴が足りなかった
- 口頭試問で早口になってしまった
❌ クライアントとの関係構築が不十分だった
同じような質問をしてしまい堂々巡りに。クライアントが話しづらそうな場面も。
❌ 傾聴が足りなかった
緊張もあり焦ってしまい、相談者の話を深く掘り下げれなかった。
❌ 口頭試問で早口になってしまった
ロープレが終わった解放から口頭試問では早口になってしまった。
そして後から「あれも言えばよかった…」と後悔。
練習を重ね、雰囲気にのまれることなく試験当日も自然に話せるようになりたかった。
何よりも大切なのは、相談者の発言をしっかりと受け止める「傾聴」であることを改めて実感しました。
キャリアコンサルタント試験を受験予定の方は、ぜひ今回の体験談を参考にしてみてください!
面接の結果・点数
実技の評価は「面接」「論述」の合計点で判定されます。
面接評価は以下の通りでした。
- 態度:A
- 展開:B
- 自己評価:A
- 得点:58点
論述はA判定(36点)で、総得点94点。
無事、実技試験に合格することができました!
面接の中で関係構築が不十分だったことや、堂々巡りになってしまった展開もあり、「展開B」の評価も納得。
それでも合格できたのは、口頭試問での振り返りができたことが大きかったと思っています。
- クライアントとの関係構築が不十分だった
- 傾聴が足りなかった
- 口頭試問で早口になってしまった
試験は最後の口頭試問までが勝負だということを、身をもって実感しました。
学科試験は残念ながら「不合格」という結果でした。悔しさをバネにして、これからもしっかりと勉強を続けていきます。
面接では多くの学びがありました。振り返りの中で気づいたスキルや課題は、これからの実務にも活かせると感じています。
今回の経験を糧に、実践を通してさらにスキルを磨き、より良い面談を目指して努力を重ねていきます!