賞与(ボーナス)は、働く上での大きなモチベーションとなる大切な要素です。
「そもそも賞与って何?」「新卒でもボーナスはもらえるの?」そんな疑問をお持ちの方へ、賞与の基本や仕組み、新卒社員の賞与事情 について分かりやすく解説します!
新卒でこれから就職を控えている方や、働き始めたばかりの方にも役立つ内容です。ぜひ最後までご覧ください!

おはぎ
この記事を読むメリット
・賞与(ボーナス)の仕組みと意味
・新卒社員の賞与の平均額と実態
・会社の評価制度が仕事のやる気にどう繋がるのか
ぜひ最後までお読みください。
賞与とは?
賞与とは、従業員に対して支給される臨時の賃金のことです。
基本給とは別に、企業の業績や個人の貢献度に応じて支給されるケースが一般的です。
企業によっては「ボーナス」や「特別手当」とも呼ばれることがあります。
賞与の支給時期
多くの企業では、年2回(夏季・冬季)の支給が一般的です。
具体的な時期としては
- 夏季賞与:6月〜7月頃
- 冬季賞与:12月頃
ただし、支給時期や回数には法的な決まりがあるわけではなく、企業ごとに異なります。
中には、年1回の企業や、業績に応じて決算賞与を支給する会社もあります。
賞与が支給される基準とは?
賞与の金額は、会社ごとの規定や評価制度によって決定されます。
主に次のような要素が関係しています
- 会社の業績
企業全体の利益や業績に応じて、賞与支給のもとになる金額が決定されます。 - 部門やチームの成果
所属部署の目標達成度なども加味されることがあります。 - 個人の評価や勤続年数
目標への取り組み姿勢、成果、勤怠状況などが評価対象となります。 - 勤務態度や貢献度
周囲との協調性や積極性など、日常の行動も評価につながります。
賞与に関する細かなルールは、会社ごとに異なります。
就業規則などに記載されていることが多いので、一度ご自身の会社の規定を確認してみてくださいね。
企業によっては、実績だけでなく“今後の成長や活躍への期待”が賞与額に反映される企業もあります。
「これからの活躍を期待している」というメッセージとして支給される賞与は、社員のモチベーションを高める意味でも大きな意味を持ちます。
新卒社員も賞与はもらえるの?
4月に入社した新入社員も夏季の賞与はもらえるのか、気になるポイントですよね。
新入社員の場合も、一定期間の在籍や評価期間の対象となっていれば支給されるケースがほとんどです。
もちろん支給しない企業もあり、さらに評価対象の期間が短いため、満額ではなく按分(あんぶん)※で支給する企業が多くなっています。
例えば、評価期間が半年間(1月〜6月)だった場合、4月に入社した新入社員には、そのうちの3か月分をベースに支給額が計算される、といったイメージです。
新卒社員の賞与の平均額はどのくらい?
2024年度の産労総合研究所の調査によると、
新入社員に「何らかの夏季賞与を支給する」企業は77.5%、「支給しない」企業は12.2%という結果が出ています。
支給される金額にも注目すると、大学卒の平均支給額は94,112円、高校卒では75,076円となっています。
特に多かった支給額の層は、
- 大学卒:「5万~10万円未満」が43.0%
- 高校卒:「5万~10万円未満」が46.3%
となっており、約半数の企業がこの範囲におさまっているようです。
賞与を仕事のモチベーションに繋げよう
賞与は「頑張りの結果」として支給されるもの。
もちろん業績や評価などによって額は変わりますが、受け取ったときの達成感や喜びは、働くうえでの大きなモチベーションになります。
入社1年目はまだ評価期間が短く、金額が少なめなこともありますが、「これからどれだけ成長できるか」「どんな風に貢献していきたいか」を考えるきっかけにもなります。

「来年はもっと頑張って、もっと評価されたい!」
そんな気持ちを持てたら、それがもう次の一歩です。自分自身の成長と重ねながら、賞与をポジティブな目標に変えていきましょう!