「仕事に行きたくない」「体調がすぐれないかも…」「なんだか憂鬱」──そんな気持ちが、仕事の前日や当日の朝にふと湧いてきたことはありませんか?
実はこういった感情は、誰にでも起こり得るもの。自分を責める必要はありません!
衛生管理者の資格を活かして、社員に対してメンタルヘルス研修を行っている私が、休み明けに「仕事が憂鬱」と感じる原因を探り、その気持ちを和らげる対策を紹介します。
少しでも気持ちを少しでも楽にして、新しい1週間を始めるお手伝いをします。
この記事を読むメリット
・休み明けに仕事に行きたくない理由や自分の気持ち、状況がわかります
・気持ちが楽になる対策が見つかります
・仕事に行く意欲が少し高まります
なぜ休み明けは仕事に行きたくないの?
1. 休みモードからの切り替えが難しい
たっぷり遊んだりリラックスした休日の後、仕事への切り替えがどうしても上手くいかないことってありますよね。遊び疲れがたまっていたり、休日モードの生活リズムや自由な時間に慣れすぎてしまい、休み明けの朝、なんとなく身体が重く感じてしまうことも。「仕事に行きたくない」と感じる原因のひとつです。
2. 仕事へのストレスやプレッシャー
職場での人間関係や、終わりの見えない仕事量、責任感のプレッシャーが重なると、休み明けが近づくにつれて「またストレスと向き合うのか…」と憂鬱な気持ちになってしまいますよね。特に、やるべきタスクが山積みだと、出勤前からもう疲れた気分になってしまうこともあります。
3. 目標ややりがいが感じられない
仕事へのモチベーションが低く、やりがいや目標が見つからないと、出勤することが負担に感じやすくなります。また、仕事が落ち着きすぎて手すきな時間が多いと、自分と向き合う時間が増えて疲れてしまうことも。日常的な仕事に刺激や成長が感じられないと、休み明けの仕事復帰がより一層憂鬱に思えてしまいますよね。
4. 体調や生活リズムの乱れ
夜更かしや遅い起床などで生活リズムが不規則になると、体のリズムも乱れてしまい、特に月曜日の朝は体が重く感じがちです。体調がすぐれないと、どうしても仕事への意欲が湧かず、出勤が億劫に…。また、生活リズムが崩れると、仕事中に眠気が襲い集中力が続かないこともあります。
休み明け仕事に行きたくないときの対処方5選
対処法1. 前日夜のルーチンを取り入れる
休みが明ける前夜に、自分をリラックスさせるルーチンを作ると、翌朝スムーズに気持ちを切り替えられます。たとえば、早めにお風呂に入ってストレッチをしたり、翌日の服を準備するだけでも、朝のバタバタを減らし、気分が軽くなります。
また、十分な睡眠をとって、体と脳をしっかりと休息させるも大切です。楽しい休みを最後まで満喫しようと夜更かしせず、仕事の日と同じ時間に寝るようにしましょう。睡眠の質が上がると、翌朝の気分が良くなり、やる気も出やすくなりますよ!
対処法2. 朝の楽しみを設定する
仕事に行く前に小さな楽しみを取り入れてみましょう。たとえば、おいしい朝食やお気に入りのカフェのコーヒーをテイクアウトしたり、音楽を聴きながら少し散歩をしてから出勤したりするのもおすすめです。
朝は少しアップテンポな曲を聴くことで気持ちを高めましょう!(帰りはゆったりとした音楽で心を安らげることをおすすめします)
「行きたくない」という気持ちを和らげる、朝の楽しみを見つけてみましょう。
対処法3. 一日のタスクを小分けにして計画
休み明けの仕事がしんどいのは、タスクが山積みになっているからかもしれません。大きなタスクを細かく分け、一つずつクリアしていくと、達成感を感じながら仕事に集中できます。
集中した後は短い休憩を入れてリフレッシュしましょう。
仕事が少しずつ片付いていく感覚を味わうと、達成感も増してやる気がアップします。無理なく少しずつ進めることで、気持ちの負担も減らせますよ!
対処法4. ポジティブな目標を設定する
「午前中までに嫌な仕事を片付けてしまおう」「今日は〇〇を終わらせて早めに帰ろう」といった具体的でポジティブな目標を設定しましょう。小さな目標でも、達成感が得られるので仕事に対するモチベーションが高まります。
こうした目標設定によって、「今日はこれだけやれば大丈夫」と思えるようになり、気持ちも軽くなります。達成感を得ながら、少しずつポジティブな気持ちで仕事に向かえるようにしていきましょう!
対処法5. 同僚とポジティブな会話をする
休み明け、気分が重いと感じるときこそ、同僚と前向きな話をしてみましょう。休み中の出来事をシェアしたり、次の週末の計画を立てたりすることで、気分が少し楽になり、リフレッシュできます。
同僚と楽しく前向きな話をすることで、徐々に仕事モードに切り替えることができます。ちょっとした会話で気分を明るくして、良いスタートを切りましょう!
これらの対処法を試して、休み明けの仕事への気持ちを少しでも楽にしていきましょう。
憂鬱な気持ちが続くときは注意が必要
もし憂鬱な気持ち一時的ではなく、常に感じる場合は、早めに対応することが重要です。
カウンセラーや医者などの専門家に相談することをおすすめします。企業によっては産業医など、カウンセリングサービスを提供しています。自身の職場でもどのようなサポートがあるかを確認してみましょう。
専門家に話すことで、客観的なアドバイスをもらえたり、人に話すことで心が楽になることも。さらに、必要であれば診断書や薬を処方してもらい、症状の緩和を図ることも可能です。
なかには、こういったカウンセリングを受けるのが恥ずかしいといった抵抗感を持っている方もいると思います。
「病気だと思われたくない」「メンタルが弱いと思われたくない」「周りに迷惑をかけたくない」
しかし専門家への相談は、自分のキャリアや生活を守るための一歩です。
家族や友人に話しにくい内容でも、専門家に素直に相談することで、心の負担を軽くし、前向きな道を見つけるためにも、まずは一歩踏み出してみましょう。
おわりに
休み明けの憂鬱な気持ちは誰にでも起こりうるものであり、適切な対策を講じることで軽減することができます。
自分の気持ちに正直になり、必要に応じてサポートを受けながら、少しずつ前向きな気持ちで仕事に取り組んでいきましょう。そして、良いスタートを切るための準備を整え、新しい週を明るい気持ちで迎えられるように心がけてください。