3年で3割の新卒者が離職すると言われている現在、転職が当たり前ですよね。転職活動の中で必ず聞かれる質問といえば「転職理由」。
どう答えたらいいか悩みますよね。また、採用担当者が転職理由から何を見極めようとしているのかも気になるところ!
この記事では、転職理由の例文とともに、好印象を与える回答方法を伝授します!
おはぎ
この記事を読むメリット
・面接で好印象な「転職理由」の伝え方がわかる
・採用担当者の心をぐっと掴む回答ができる
・「この会社で働きたい!」という熱意を伝えられる
なぜ「転職理由」を聞かれるの?
転職活動では、ほぼ100%「転職理由」を聞かれます。企業がこの質問をするのには、どんな意図があるのでしょうか?
背景にあるポイントを理解することで、より効果的な回答ができます!
採用担当者が気にしているのは、こんなことです:
転職理由がネガティブなものであれば、候補者が前職で直面した問題が新しい職場でも再発する可能性があり、企業にとってリスクがあります。
新入社員の採用には多大なコスト(採用活動、研修など)がかかります。
早期離職が発生すると、その投資が無駄になり、企業にとって経済的な損失をもたらします。
また、早期離職はチームの雰囲気に影響を与える可能性があり、チーム全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことを懸念されます。
新しい社員が企業文化やチームにうまく溶け込むことは、職場の雰囲気やチームワークに大きな影響を与えます。適応できない場合、業務が円滑に進まなくなる恐れがあります。
また、社内でのコミュニケーションがうまくいかない場合、業務の効率が低下し、問題解決能力にも影響が出るため、採用担当者は候補者の人間関係の構築能力に注目します。
退職理由の伝え方のコツ
ちょっとした工夫で、採用担当者や面接官の「この人と一緒に働きたい!」という気持ちをぐっと掴むことができます!以下のポイントを参考にしてみてください。
ネガティブな理由をそのまま話すのはNG。でも、それをポジティブに変換すれば大丈夫!
例えば、「人間関係がうまくいかなかった」ではなく、「チームワークを活かせる環境で、もっと成長したい」というふうに言い換えることが大切です。
次にどんなキャリアを築いていきたいか伝えることが重要です。未来志向の内容にすることで、前向きな姿勢をアピールすることができます!
退職理由だけを伝えるのではなく、これまで得た経験やスキルをこれからどう活かすかも伝えると、説得力が増します!
実際、私も面接官として求職者がどんな力を持っているのかとても興味があります。
面接で好印象な「転職理由」の伝え方
転職理由を適切に伝えることで、あなたの誠実さや熱意が採用担当者にしっかりと伝わり、面接の成功率が上がります。ぜひ参考にしてください!
自己成長やスキルアップの場合
スキルアップの具体的な理由を明確に伝えることが重要です。
なぜ現在の職場ではスキルアップが難しいのか、そして企業にとってのメリットを説明しましょう。
例文:
グローバルに活躍できるスキルを身につけたいと考えております。前職では、個人のお客様を対象に多くの経験を積み、信頼関係を築くスキルを磨いてまいりました。しかし、次のステップとして、語学力を生かしてグローバルな環境で働きたいと考えております。国際的なビジネスの場で、多様な文化や市場に対応する能力を身に付けることで、自身の営業スキルをさらに高めたいと考えています。貴社のグローバルなビジネス展開と成長機会が、私の目指すキャリアに非常にマッチしていると感じ、転職を決意いたしました。
キャリアチェンジの場合
キャリアチェンジの理由は、納得できるものでなければなりません。なぜその業界や職種で働きたいのか、具体的な体験を交えて伝えましょう。
重要なのは、自身の経験を新しい職場でどのように活かし、成長につなげるかを示すことです。
例文:
前職では営業職として、多くのお客様と接する中で、さまざまなニーズや課題を直に感じる機会がありました。しかし、営業だけではお客様の期待に十分応えきれない場面も多々ありました。こうした経験を通じて、商品企画に携わり、お客様の声を基にしたビジネスの創造に貢献したいという強い思いが芽生えました。企画段階から商品作りに関わることで、これまでの営業経験を活かしつつ、新しい分野での成長を目指し、転職を決意いたしました。
人間関係に悩み退職した場合
人間関係が理由で退職する場合、正直にその理由を伝えることは避けるべきです。愚痴や不満を口にすることで、面接官にネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
ポジティブな言葉に変換し、自身の価値観や目指す環境について伝えましょう。
例文:
私は協調性を大切にし、チーム全体で目標に取り組むことを重視しています。前職では実力主義の環境でしたが、チーム一丸となってプロジェクトを進めることで、より大きな達成感を得られると考えています。これまでのマーケティング経験を活かしながら、協力し合う環境で働くことで、より高いパフォーマンスを発揮し、貢献できると信じております。このような環境を求めて転職を決意いたしました。
残業や休日出勤が多く退職した場合
残業や休日出勤が多い職場環境を理由に退職する場合、その理由を明確に伝えることが重要です。
特に、業務改善のために努力してきた点や、より良いワークライフバランスを求める姿勢を示すことで、好印象を与えることができます。
例文:
現在の職場では、休日出勤や残業が多く、ワークライフバランスの確保が難しい状況が続いています。私は残業を減らすために業務効率化のツールを上司に提案しましたが、予算の都合もあり導入することができませんでした。チームで協力する努力もしてきましたが、長期的に自身のパフォーマンスを最大限に発揮するためには、心身の健康を保ちながら効率よく働くことが必要だと感じています。貴社では、適切な働き方を実現しながら成果を重視する環境が整っているとお聞きし、よりバランスの取れた環境で成長し、貢献できると確信し転職を決意いたしました。
短期間で職歴が多い場合
短期間での職歴が多いと、面接官に「問題があったらすぐに辞めてしまうのではないか」と懸念される可能性があります。そのため、納得できる理由を伝えることが重要です。
例文:
前職では短期間での退職となってしまいましたが、事前に案内されていた勤務条件と実際の業務内容にギャップがあり、期待していたやりがいを持って仕事に取り組むことができませんでした。このような状況では自分の成長も限られてしまうと考え、早い段階で次のステップを踏むべきだと判断いたしました。今後は、これまでの経験を活かし、貴社でより長期的に成長を続けていきたいと考えております。
給与に対する不満の場合
給与に対する不満は一般的な退職理由ですが、それだけでは転職の意図が疑問視されることがあります。
新たな挑戦や企業への貢献を強調することで、より納得感のある理由を示しましょう。
例文:
前職では勤続年数を基準として社員を評価する仕組みが採用されており、長く働いていることに対しては評価される一方で、成果が重視されない傾向がありました。私は、成果をしっかりと評価される職場で、良い緊張感の中で新しい業務にも挑戦しながら働きたいと考えています。貴社は若手社員が数多く活躍していると伺い、成長の機会が豊富であると感じ、志望いたしました。
おわりに
転職理由は、転職活動でほぼ必ず聞かれる質問項目です。面接官もこの返答からあなたの考え方や入社への意欲を見極めようとしています。だからこそ、この質問をポジティブに伝え、あなたの熱意をアピールするチャンスにしましょう!
転職理由の例文を活用して、意欲的な転職理由を伝える方法を学び、希望のキャリア実現に向けて一歩踏み出しましょう!
≪そのほかの転職理由はこちら≫